and new you

なんとなく感じる違和感。新しいあなたへの一歩は、それを取り除くこと。

片付いている場所をあえて散らかそうとする人は少ない

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今日の仙台は曇り空です。ここしばらく曇りの日が続いていますね。一日中夏空という日はもどってくるのでしょうか?久しぶりに30℃を超える気温のようなので、それはそれで夏らしくてちょっと嬉しい日になりそうです。

 

さてさて。今日は「物を増やさない」について少し掘り下げてお話ししたいと思います。

買い物が大好きとか物が捨てられないという人にとってはとても耳の痛い言葉かもしれませんね。ここでブログを離脱してしまいそうになっているかもしれませんが、是非踏ん張って次を読み進めていただきたいと思います。片付けが苦手な方は、ここをクリアすると片付けられるようになる方も多いものです。

 

まず、あらゆるもののキャパシティというのは決まっていますよね。分かりやすいところでいうと「家」です。今皆さんが住んでいる家が日によって大きくなったり小さくなったりすることはありませんね。そんな家があったら不思議な国のアリスみたいで毎日とっても楽しそうですけれど。

 

例えば家を完璧に片付けたとします。クローゼットからも食器棚からもはみ出している物はありません。各部屋の床にも廊下にも何も置きっぱなし、出しっぱなしになっている物もないし、全て収まるべきところに収まってスッキリしています。理想の状態が目の前にあります。

でも、日々の暮らしの中では新しい洋服も買いますし、新聞や雑誌など定期的に購入したり届けられたりするものもあります。そんな新たに入ってくるものを迎えるためには、今あるものを手放すことが大事です。だって、今の部屋の状態は完璧に全て収まっていてスッキリしているのですから。これ以上物を増やしたら、溢れてしまうことは言うまでもありませんね。

一度この完璧な心地よさを感じてしまった以上、また物が収まらずに溢れている状態に戻したくはないはずです。なので、新しい物を迎えるにあたっては、常に迎え入れた物と同数の古い物を手放していかなければ物は溢れるのです。とてもシンプルな話です。

 

そして、この手放すタイミングですが、「後でまとめて」という方がいますが、それも危険信号です。そのタイミングが来るまでに、家は着実に物で溢れていっています。これが少しづつなので、とても気がつきにくいのです。なので気がついた時には元の物が溢れた状態になっているのです。つまり、後でまとめてではなく、今です。かの林修先生は素晴らしい格言を残されました。まさに「今でしょ!」なのです。新たな物を迎えたら、その場で古いものを手放す習慣を身につけましょう。

 

よく言われる破れ窓理論というのをご存知の方もいらっしゃると思います。建物の窓が破れたままを放置しておくと、誰も注意を払っていないという象徴になり、他の窓も壊されるというものです。さまざまな実例がありますので、気になる方はネットで調べてみて下さいね。

これを家庭に置き換えてみますね。テーブルの上に何も置かれていないと、何かが置かれたことによって直ぐに気がつきます。そうすると気になるので直ぐに片付けようとしますし、そもそも何も置かれていないところには、何か置こうという気が起きないものです。でも、そこに一つ二つ三つと徐々に置かれていくと、しまいにはもう置くことが平気になってしまいます。なので、片付いていない場所はますます物で溢れかえってしまうのです。

例えば、お寺や神社を想像して下さい。お庭の掃除がいき届いていて、とても美しい場所にゴミをポイッと捨てようと思いませんよね。

 

ということで、きれいな場所というのはきれいが保たれる場所です。片付いている場所をあえて散らかそうという人は少ないものです。

だからこそ、日頃から物を増やさないように努力していただきたいと思うのです。努力というよりも当たり前の習慣にするということです。物が溢れている状態を作らないことが、片付いた状態をキープするコツです。どのような収納の工夫よりも、一見便利そうな収納グッズよりも一番簡単な方法なのです。

 

 


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